リレーアタック、キャンインベイダー、キーエミュレーター対策
エンジンのみならずあらゆる制御が電子化された車両が増えスマートキー車を狙ったリレーアタック、高度な電子制御を狙ったキャンインベイダーなどと言われる、デジタルデバイスを使用した盗難手口が急増加しています。さらに2024年にはキーエミュレーター(通称ゲームボーイ)による車両盗難手口も増えてきました。
それらは今最も防犯しておきたい車両盗難手口です。
往年のスポーツカーやクラシックカーとは異なる、現代車ならではの防犯対策をする事で大切なお車を守ります。
デジタルデバイスを使用した車両盗難の対象
デジタル盗難の種類
TVニュースやメディアでも多く紹介されている
これらの脅威的な車両盗難はメディアでも多く取り上げられ、盗難手口の方法や種類の紹介などの記事を目にした方も多く
居られる事かと思います。しかし、自分で出来る範囲の簡単な防犯方法の紹介が多い印象です。ここでは後ほど
対策方法を記載しておきます。
TBS NEWS DIG
盗難にかかる時間
盗難に掛ける時間はおおよそ5分~10分が多いとされています。一概に全てがそうとは言えませんがなるべく短時間で済む方法での盗難が多いようです。それらを対策するには、「純正品ではないセキュリティ装着車である」事のアピール、そして「まがい物ではないしっかりと効果を果たす」事が重要となります。
純正品は車両が量産品であるが故どうしても突破されやすいので後付けの防犯が推奨されます。
人気車種になるほど解析が進みやすい
ここで気になる、リレーアタックやキャンインベイダーが全車種で出来るのか、というと実際全ての車種で同じような
盗難が出来るとは限りません。しかし人気車種になればなるほど車両解析が行われ、多くの盗難手口で狙われる事になります。
車両盗難ランキングは現行車が多く占める!
2021年に盗難された車両のうち、上位10車種全てスマートキー車です。さらに全ての車両がリレーアタック、キャンインベイダー、コードグラバーの危険性がある車種ばかりです。どれも人気車種なのでランキングに入った車種にお乗りの方は特に防犯対策をする他ありません。
1位:ランドクルーザー: 13.6%(331台)
2位:プリウス: 11%(266台)
3位:レクサス LX: 6.4%(156台)
4位:アルファード: 5.7%(138台)
5位:クラウン: 3.3%(81台)
6位:ハイエース: 3.2%(78台)
8位:ヴェルファイア: 1.7%(41台)
9位:レクサス LS/ハリアー: 1.5%(36台)
日本損害保険協会による「自動車盗難事故実態調査」