雨天の静粛性が段違い!キャリィトラックにルーフデッドニングを施工!!

スズキ・キャリィトラックにルーフデットニングを施工しました。
普通車などの乗用車に比べ、軽自動車は吸音材や制振材などの静音化があまり施されていません。
コストや重量問題などが挙げられます。
特に軽自動車は外板の板厚なども薄い傾向があるので、これからの暖かい季節につきものなゲリラ豪雨などの際にルーフパネルに打ち付ける雨音は結構な大音量です。
そんなときにルーフデッドニング施工車に乗ってみると驚くほど静かな室内に驚くこと間違いなしです。
ルーフデッドニングを施工するにあたり、最も作業ボリュームを占めるのがルーフライニングの取り外しです。
多くの車両はルーフライニング自体をピラーパネルやルームランプと小さなクリップで支えています。
そのため取り外しにはその周辺パーツを全て取り外す必要が出てきます。
サンバイザーやシートベルトなどもすべてなので、3列シートのミ二バンなどはとくに点数が多いです。
またセダン系などはガラス脱着をしないと、スペース的に取り外し出来ない車種もありますので注意が必要ですね。
今回のキャリィはかなり作業性が良く、クリップとルームランプ周りのパネルだけでライニングが取り外し出来ました。
取外し途中の状態で見えますが、ライニングはプラダンの様な素材をルーフパネルとの間にウレタンで隙間を作り、少し浮かせた状態で取付されています。
取外し後↑
中央付近に2か所だけ制振材が貼りこまれていますが、面積からすると制振効果は無いに等しいレベルです。
またそのほかの部分は組付け後は空洞になるので音が響いてしまいますね。
今回はこの隙間を利用して制振材や吸音材を敷き詰めていきます。
デッドニング作業の前には必ずシリコンオフを使って貼り込み面の徹底脱脂を行います。
特に今回のルーフデッドニングは制振材などの貼り付け面が真上になるので、脱脂不良による接着不足は接着層に熱の加わりやすい夏場の剥がれの原因になります。
隅から隅までウエスの面を変えて何度もシリコンオフを通します。
施工後の効果や耐久性が左右されるので重要です!!
型合わせすると、ちょうどそのまま制振材が収まるサイズでしたのでノーカットで一枚貼り施工です。
デッドニング用のスキージーで表面の模様が消えるまでしっかりと圧着していきます。
合わせ鉄板部などは狭い隙間ですが同様に圧着、その後金属ローラーでさらに圧着を加えます。
制振材の施工が完了しました。
一面制振材でこれだけでも効果は抜群ですが!さらに手を加えていきます。
次は吸音ウレタンと遮熱性のある素材を貼り込みます。
この遮熱性素材が夏場のルーフパネルからの太陽光の熱による温度上昇を軽減、冬場はヒーターの暖気が冷たいルーフパネルに奪われるのを防いでくれます。
ルーフデッドニングは静粛性向上の他、遮熱性向上でエアコンなどの効きも良くなりますので快適性が段違いに上がります。
接着面はブチル系ですの制振効果もあります!!
まだ隙間に余裕があるので軽量な吸音スポンジを重ねます。
一面に吸音スポンジを施工しました。
もう見るからに効果抜群なのが分かりますね!!
ルーフからの遮音性や遮熱性は超高級車にも負けない仕上がりです!!
合わせ鉄板部には厚めの吸音スポンジは施工できないので、吸音と遮熱性&保温性に優れた素材!シンサレートを詰め込んでいきます。
隙間から特殊ツールを使って均等に詰め込んでいきます。
この部分は走行風の影響を受けるので、施工の有無で高速走行時の静粛性に差が出ます。
ルーフラインニングを復元し作業完了です!!
雨の日が楽しみですね!驚くほど違いが出ると思います。
ビーパックスではルーフデッドニングの施工実績が多数あります。
車両の状態やご希望に合わせたプラン提案~施工を行いますので、静音重視!や遮熱性重視!などニーズに合わせて対応可能です!
ご希望や程度により施工費は大幅に変動しますので、まずはお気軽にご相談ください!!
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。