B-PACSBLOG2025ビーパックスでセキュリティインストールの裏側を紹介!!

ビーパックスでセキュリティインストールの裏側を紹介!!

2025/03/15 10:00 CATEGORY: カーセキュリティ 電装全般

普段はセキュリティインストールの車種別事例を随時ご紹介していますが、今回は少し踏み込み・・・インストールについてお見せできるギリギリの範囲でご紹介したいと思います。

セキュリティシステムという性質上あくまでもインストール例といった形にはなりますが、ご納車後は見えないインストールの際の配線関係の紹介をします。

最近ちょっと・・・このテイストのブログがマイブームです(笑)


まずセキュリティインストールをする際は内装トリムの取り外しが必要となります。

こちらはまた別のブログでこだわりや丸秘技などを紹介していきたいと思いますので、今回はスルーさせて下さい。

一枚二枚とトリムを剥がすとダッシュボード内から恐ろしい本数の配線が顔を出してきます。

既にインストール歴のある車種に関しては、初回インストール時に各メーカーの整備マニュアルを参照しデジタルテスターを用いて解析を行っておりますので、そのままシステムの配線づくりに作業を進めます。

新型車やマイナーチェンジ、グレード違いなどが入庫した際は新規解析や前回の解析資料を基に追加解析が必要となってきます。

場合によっては取付するシステムとの相性で解析作業に数日~を必要とします。

となるとセキュリティインストールだと標準で3~4日のお預かり期間ですが、未解析車両だと遅れてしまう場合もあります。

また配線図や理論上は利用できる配線であっても、様々なユニットから成る複合システムとなると思うようにいかないこともありますね。


解析資料を基に各配線へアクセスしていきます。

パッと見は全て同じようなビニールテープ巻きの車両配線です。

解析時に太さやコネクター色などをしっかりとメモすることで2台目以降のインストールをスムーズになります。

タイミング次第では、1週間に同じ車種&グレードを1日1台ペースで施工することもありますので、データ見ずとも覚えてしまうこともしばしばです(笑)


ビニールテープを剥がした後です↑

車両ハーネス束としては中細クラスの束でご覧の通り20本~の配線があります。

この中から解析済みの配線を拾いに行きます。

毎度毎度宝探しを繰り返すような作業ですが、色や太さが全く同じの別配線なんかも当たり前にあるのでかなり慎重に行います。

電源継続ができる場合には念には念を入れて再度テスターで信号チェックを行います。


車両配線の取得には割り込み配線を行うのが大半です。

かなり狭い場所で専用のワイヤーストリッパーを使って被膜を剥がし、システムの配線を車両配線に割り込み接続し半田付けを行います。

国内で販売されている有名セキュリティシステムは半田付けでのインストールが基本です!!

車両コンピュータやリレーユニットやモジュールなど重要な配線に接続するので、トラブルの多いエレクトロタップなどの簡易配線は絶対に行いません。

システムがまともに作動しないどころか車両自体の基本動作にも影響が出ることも。

安心確実な配線は各メーカー正規取付販売店での購入&インストールが鉄則です!!


割り込み配線が完成したらハーネス束を元どおりに復元します。

3本のうち2本の束が信号取得のために解いた束です↑巻き立てのため、一番右のノーマルのでテープが少しやれていてしわが目立ちますが少し時間が経ては見分けがつかないくらいになじんでしまいます。

巻き方、方向や間隔なども車両の仕様合わせて再現しています。

また車両のハーネスメーカーによりテープの質感が数種類あるので、そちらも車両ごとに合わせていきます。


新規で通すシステム配線も各接続部に向けて分岐配線を行いますが通す部位に合わせ、既設車両配線さながらのブラックアウト処理を行い、一見しただけではどれが新規配線なのかが判別できない様に施工しています。

数年前にインストールした車両をその時に施工したインストーラー自ら取り外し作業を行う時ですら、その配線探しに少し時間を取るくらいです。


セキュリティシステムには車両側の信号を受け取る配線もあればシステムから車両へと信号を送る配線もあります。

その際に車両信号への逆流や逆起電力による車両ダメージを防ぐためダイオードなどを入れていきますがこの処理が↑の写真です。

絶縁テープなどでは絶縁体が薄すぎたり不安の残るようなポイントには絶縁被膜が厚めの熱収縮チューブを併用します。

この上から絶縁テープを巻いてしまうのでユーザーが見る機会はほぼゼロですが、見えない場所でもしっかりとした施工をしています。


各配線を行った後のダッシュボード内部ですが見た目はほぼノーマル状態です。

この状態でもセキュリティインストールで追加した配線が5~6本存在しています!!

スマートな配線はトラブルを回避するばかりではなく、純正部品のメンテナンスが必要な際、ディーラーのメカニックさんが作業する時にも配線抜けなど追加配線をあまり気にせずに安心して作業することができるかと思います。

実際に他店で配線した電装品の簡易配線で苦労することが多々あります、あまりにも問題がある場合は纏め直しすることも。

最低限の綺麗な配線作業は同じ車両を作業することがあるかもしれない、同業者様に対してのマナー的な感覚もあるかと思いますね。


最後に配線ではないですがもう一つセキュリティインストールネタを!!

各セキュリティで付属されている、システム動作時に点滅したりセンサー検知をお知らせしてくれる埋め込み式のLEDインジケータ↑

スイッチリッドなどへの穴あけ取付が必須ですが穴あけ部を隠すためのベゼルが付属します、しかしこのベゼルを取付けるとインジケーターがかなり出っ張ってしまうので不格好になります。


ビーパックスでは専用の口径ビットを使用することでベゼルレスで出っ張りの少ないスマートなインストールを採用しています。

上のスイッチリッドは大型のため付属べセルの使用も可能ですが・・・


この様にインジケーター取付推奨箇所に小さなスペースしかない車両もかなり多く、ベゼル付きのインストールに頼っていると足元への吊り下げなど簡易の取付方法しか選択できなくなってしまいます。

実際セキュリティインストール後、ユーザーがインストールを実感する部分のひとつのポイントでもあるので、それらしい場所にそれらしいインストールが望ましいですね!!

見た目にも拘ったセキュリティインストールを提供しています!

安心と信頼のシステムインストール!!

パフォーマンス&ルックス!ハイブリッドインストールのビーパックスへ是非ご依頼ください!!

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スタッフ顔写真:藤井 一輝
STAFF
藤井 一輝
KAZUKI FUJII
担当:セキュリティ/オーディオ
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。