カーフィルムと紫外線の関係
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こんにちは。ビーパックスです。
これから暖かくなるにつれ、紫外線が増えてきます。紫外線は3月から徐々に強まっていき、4月には強い紫外線に当たることになります。
紫外線ダメージは大きく、人体、そして車体のダメージも大きく影響します。
内装や人への紫外線を防ぐアイテムに「カーフィルム」を窓に貼り付ける対策が一般的となります。
今回は、「紫外線」と「カーフィルム」について注目してみます。
紫外線(UV)とは?
紫外線(UV)とは?
紫外線(Ultraviolet rays, UV)は、波長が約100~400nm(ナノメートル) の電磁波で、人の目には見えない光の一種です。
地球上では太陽から放射され、日焼け・皮膚の老化・目のダメージ など様々な影響を与えます。
紫外線は波長の長さにより、大きく UV-A・UV-B・UV-C の3種類に分けられます。
カーフィルムには紫外線(UV)を99%以上カットする機能があります。
しかし、紫外線には種類があり、それぞれ人体や車内に与える影響が異なります。
まずは、UV-A、UV-B、UV-Cの違いや、カーフィルムがどの範囲まで紫外線を防げるのかを詳しく解説します。
UV-A・UV-B・UV-Cの違いと影響
種類 | 波長(nm) | 特徴 | 人体への影響 |
---|---|---|---|
UV-A | 315~400nm | 地表に最も多く届く / 透過性が高い | 肌の老化(シワ・たるみ) / 目のダメージ |
UV-B | 280~315nm | 一部オゾン層で吸収される / エネルギーが強い | 日焼け・皮膚がん・角膜炎 |
UV-C | 100~280nm | ほぼ全てオゾン層で吸収 | 地表には届かない |
カーフィルムの紫外線カット性能
カーフィルムが紫外線を防ぐ仕組み
- ・UVカット剤を含んだ特殊なポリエステルフィルムを使用
- ・UV-A(315~400nm)を99%以上カット
- ・UV-B(280~315nm)はガラス自体でもカットされ、フィルムでさらに防御
- ・UV-C(100~280nm)はオゾン層で吸収されるため地表には届かない
UVカット率と規格
カーフィルムは、JIS規格(JIS R 3212) や ISO規格(ISO 9050) に基づき、UVカット性能が保証されています。
特に、ガラス規格では約380nmまでをUV領域と定義し、フィルムもこの範囲を99%以上カットする性能があります。
実は、規格380nm~はスモークの濃さや車検で気になる「可視光線」の領域になります。
中間は紫外線の影響はないのでしょうか?見てみてみましょう。
カーフィルムと可視光線・ブルーライト
可視光線とは?
可視光線は380~780nm の範囲の光で、人の目で見える光です。
波長(nm) | 光の色 |
---|---|
380~450nm | 紫・ブルーライト |
450~495nm | 青~シアン |
495~570nm | 緑 |
570~590nm | 黄 |
590~620nm | オレンジ |
620~780nm | 赤 |
ブルーライト(380~500nm)とカーフィルム
- ・ブルーライトは紫外線に近く、目の疲れを引き起こす
- ・UVカットフィルムは380nmまで99%以上カットします
- ・中には400nmまでカットするUVカットに優れたフィルムがある
- ・可視光線透過率が低かったり、相応の狙った透過率のみ下げたフィルムだと400nm以上のブルーライトも抑えられる可能性がある
まとめ
- ・カーフィルムは380nmまでの紫外線を99%以上カットできる
- ・UV-A・UV-Bの影響を抑え、皮膚や目の健康、そして内装を守る
- ・ブルーライトも一部カットできるフィルムも存在しており、長時間運転時の疲労軽減に効果がある場合も
そして、さらに季節ごとに紫外線の量についても見ていきます。
季節ごとの紫外線量とカーフィルムの対策
紫外線は季節・天候・時刻によって強さが変わります。
特に春~夏(5月~8月)がピークで、冬(12月~2月)は減少しますが、UV-Aは1年中降り注ぐため注意が必要です。
ここでは、月ごとの紫外線量データとカーフィルムによる対策を詳しく解説します!
月ごとの紫外線量(UVインデックス)
月 | UVインデックス(平均値) | 紫外線の強さ |
---|---|---|
1月 | 2.0 | 弱い |
2月 | 3.0 | やや弱い |
3月 | 4.5 | 中程度 |
4月 | 6.0 | 強い |
5月 | 7.5 | 非常に強い |
6月 | 8.0 | 非常に強い |
7月 | 9.0 | 極めて強い |
8月 | 8.5 | 非常に強い |
9月 | 6.5 | 強い |
10月 | 4.5 | 中程度 |
11月 | 3.0 | やや弱い |
12月 | 2.0 | 弱い |
さらに、天候による紫外線の違い
天候 | 紫外線量(晴天時を100%とした場合) |
---|---|
晴れ | 100% |
薄曇り | 80% |
曇り | 60% |
雨 | 30% |
曇りの日でも紫外線量は60%、雨の日でも30%が届くため、油断できません!
カーフィルムによる紫外線対策
季節ごとの対策ポイント
- ・夏(5月~8月) → 紫外線が最も強い時期!
→UVカットフィルムを使用し、99%以上カットを目指す。
- ・冬(12月~2月) → 紫外線量は少ないが、UV-Aは一年中存在!
→長時間運転時の目の疲れ対策にもフィルムが有効。
- ・曇り・雨の日 → 紫外線は減るが、依然として届く。
やはり、結局、季節・天候は関係無くUVカットフィルムで対策が必要ということですね。
まとめ
- 紫外線は5月~8月が最も強く、特に7月は極めて強い。
- 曇りでも60%、雨の日でも30%の紫外線が届くため、油断は禁物。
- UV-Aは一年中降り注ぐため、冬でも紫外線対策が必要。
- カーフィルムで紫外線99%以上カットすれば、年間を通じたUV対策が可能!
カーフィルムを活用し、紫外線対策&快適なカーライフを手に入れましょう!
物心がつく前から車が好きで、幼少期にマイカーで回る動物園に行っても車ばっかり追いかけていたそうです。 運転して楽しい車が好きで、ドライブに欠かせないオーディオカスタムもゆっくり楽しんでいます。