B-PACSBLOG2025カーフィルムと紫外線の関係

カーフィルムと紫外線の関係

2025/02/15 18:44 CATEGORY: カーフィルム スモークフィルム

こんにちは。ビーパックスです。

これから暖かくなるにつれ、紫外線が増えてきます。紫外線は3月から徐々に強まっていき、4月には強い紫外線に当たることになります。
紫外線ダメージは大きく、人体、そして車体のダメージも大きく影響します。
内装や人への紫外線を防ぐアイテムに「カーフィルム」を窓に貼り付ける対策が一般的となります。

今回は、「紫外線」と「カーフィルム」について注目してみます。


紫外線(UV)とは?

紫外線(UV)とは?
紫外線(Ultraviolet rays, UV)は、波長が約100~400nm(ナノメートル) の電磁波で、人の目には見えない光の一種です。
地球上では太陽から放射され、日焼け・皮膚の老化・目のダメージ など様々な影響を与えます。


紫外線は波長の長さにより、大きく UV-A・UV-B・UV-C の3種類に分けられます。

カーフィルムには紫外線(UV)を99%以上カットする機能があります。
しかし、紫外線には種類があり、それぞれ人体や車内に与える影響が異なります。

まずは、UV-A、UV-B、UV-Cの違いや、カーフィルムがどの範囲まで紫外線を防げるのかを詳しく解説します。


UV-A・UV-B・UV-Cの違いと影響

種類 波長(nm) 特徴 人体への影響
UV-A 315~400nm 地表に最も多く届く / 透過性が高い 肌の老化(シワ・たるみ) / 目のダメージ
UV-B 280~315nm 一部オゾン層で吸収される / エネルギーが強い 日焼け・皮膚がん・角膜炎
UV-C 100~280nm ほぼ全てオゾン層で吸収 地表には届かない

カーフィルムの紫外線カット性能

カーフィルムが紫外線を防ぐ仕組み

  • ・UVカット剤を含んだ特殊なポリエステルフィルムを使用
  • ・UV-A(315~400nm)を99%以上カット
  • ・UV-B(280~315nm)はガラス自体でもカットされ、フィルムでさらに防御
  • ・UV-C(100~280nm)はオゾン層で吸収されるため地表には届かない

UVカット率と規格

カーフィルムは、JIS規格(JIS R 3212)ISO規格(ISO 9050) に基づき、UVカット性能が保証されています。

特に、ガラス規格では約380nmまでをUV領域と定義し、フィルムもこの範囲を99%以上カットする性能があります。

実は、規格380nm~はスモークの濃さや車検で気になる「可視光線」の領域になります
中間は紫外線の影響はないのでしょうか?見てみてみましょう。


カーフィルムと可視光線・ブルーライト

可視光線とは?

可視光線は380~780nm の範囲の光で、人の目で見える光です。

波長(nm) 光の色
380~450nm 紫・ブルーライト
450~495nm 青~シアン
495~570nm
570~590nm
590~620nm オレンジ
620~780nm

ブルーライト(380~500nm)とカーフィルム

  • ・ブルーライトは紫外線に近く、目の疲れを引き起こす
  • ・UVカットフィルムは380nmまで99%以上カットします
  • ・中には400nmまでカットするUVカットに優れたフィルムがある
  • ・可視光線透過率が低かったり、相応の狙った透過率のみ下げたフィルムだと400nm以上のブルーライトも抑えられる可能性がある

まとめ

  • ・カーフィルムは380nmまでの紫外線を99%以上カットできる
  • ・UV-A・UV-Bの影響を抑え、皮膚や目の健康、そして内装を守る
  • ・ブルーライトも一部カットできるフィルムも存在しており、長時間運転時の疲労軽減に効果がある場合も

そして、さらに季節ごとに紫外線の量についても見ていきます。


季節ごとの紫外線量とカーフィルムの対策

紫外線は季節・天候・時刻によって強さが変わります。
特に春~夏(5月~8月)がピークで、冬(12月~2月)は減少しますが、UV-Aは1年中降り注ぐため注意が必要です。
ここでは、月ごとの紫外線量データとカーフィルムによる対策を詳しく解説します!


月ごとの紫外線量(UVインデックス)

UVインデックス(平均値) 紫外線の強さ
1月 2.0 弱い
2月 3.0 やや弱い
3月 4.5 中程度
4月 6.0 強い
5月 7.5 非常に強い
6月 8.0 非常に強い
7月 9.0 極めて強い
8月 8.5 非常に強い
9月 6.5 強い
10月 4.5 中程度
11月 3.0 やや弱い
12月 2.0 弱い

さらに、天候による紫外線の違い

天候 紫外線量(晴天時を100%とした場合)
晴れ 100%
薄曇り 80%
曇り 60%
30%

曇りの日でも紫外線量は60%、雨の日でも30%が届くため、油断できません!



カーフィルムによる紫外線対策

季節ごとの対策ポイント

  • ・夏(5月~8月) → 紫外線が最も強い時期!

    →UVカットフィルムを使用し、99%以上カットを目指す。

  • ・冬(12月~2月) → 紫外線量は少ないが、UV-Aは一年中存在

    →長時間運転時の目の疲れ対策にもフィルムが有効。

  • ・曇り・雨の日 → 紫外線は減るが、依然として届く。

    やはり、結局、季節・天候は関係無くUVカットフィルムで対策が必要ということですね。


まとめ

  • 紫外線は5月~8月が最も強く、特に7月は極めて強い
  • 曇りでも60%、雨の日でも30%の紫外線が届くため、油断は禁物。
  • UV-Aは一年中降り注ぐため、冬でも紫外線対策が必要。
  • カーフィルムで紫外線99%以上カットすれば、年間を通じたUV対策が可能!

カーフィルムを活用し、紫外線対策&快適なカーライフを手に入れましょう!

STAFF
有吉 琢磨
TAKUMA ARIYOSHI
担当:フロント
執筆記事一覧 ≫

物心がつく前から車が好きで、幼少期にマイカーで回る動物園に行っても車ばっかり追いかけていたそうです。 運転して楽しい車が好きで、ドライブに欠かせないオーディオカスタムもゆっくり楽しんでいます。