B-PACSBLOG2023ノスタルジックなスタイルのハイエースにイマドキなオーディオをインストール!!

ノスタルジックなスタイルのハイエースにイマドキなオーディオをインストール!!

2023/10/24 19:20 CATEGORY: ショップ


縦目4灯で3代目ハイエースを彷彿とさせるスタイルのオシャレハイエースへオーディオカスタムを施しました。

スピーカー交換とデッドニングでノスタルジックスタイルとは正反対の現代オーディオサウンドに仕上げます。


まずはデッドニングを施します。

ハイエースはメンテナンスホール部にビニールシートではなく鉄板ベースのカバーが装着されます。

ビニールに比べ音圧が抜けにくいのはいいのですが、商用車ベースのハイエースにはそのほかの制振処理や吸音材などの処理が一切なされていません。

ですので、乗用車ベースに比べ車外からの騒音やスピーカー音の音漏れなども多く発生します。

そこでデッドニングを施すことで、オーディオ面でのメリットと共に快適性も向上させることができます。


外側の鉄板(アウターパネル)にはスポット貼りで制振加工を施し、インナーパネルには板厚の薄さによるたわみを抑制する目的でできるだけ多くの面積を制振材で覆う施工をしています。


スピーカーホールの奥には吸音や拡散効果の高い素材を貼り込み、スピーカー背面に凹凸を設けることで定在波を抑制し、低域がしっかりと鳴ってくれるように加工を施します。


各ハーネス&ワイヤー引き込み部も、専用のテープを使用して耐候性や耐久性を考慮した仕上げに。


200系ハイエースはスピーカー取り付け部が複雑な曲線形状となり、専用バッフルが必要となります。

今回は低域の鳴りを重視したメタルバッフル!M&MDESINGを使用しました。

アルミ削り出し&アルマイト仕上げで水気の多いドア内部でも、抜群の耐久性を発揮します。


インストールしたスピーカーユニットはキレイな音色が好評なBLUEMOONAUDIOのミドルクラススピーカー[AX165]をセレクト!!

キャストフレームにファイバーコーン+フェイズプラグと価格以上のクオリティを誇ります。

またこのモデルはボイスコイルへと続くスピーカーターミナル~リード線が180°の位置に配置してあり、通常の横並び端子のスピーカーと比較して振動板がムラなく均等に動く工夫がなされており、ハイエンドオーディオユニットへ採用されるようなこだわりが随所に見られるユ二ットです!!


またインナーバッフルに戻りますが・・・

この複雑なドア面との接地感↑凄いですよね!!

バッフルの接地面積はスピーカーの性能に大きく関わってきますので、このクオリティは素晴らしいです。


次は高域担当のツィーターを取付けていきます。

AX165は埋め込みを前提としたカスタムインストール向けユニットですので、置き型マウントが存在しません。

そもそも大型ツイーターなので汎用マウント設計も難しいでしょうね。

ハイエースには純正取付スぺースも存在しないので、グリル内フラインドインストールもできないです。

そこで今回はオプションラインナップのツィーターポッドを使用します。

アルミ削り出しの洗練デザインにブラックアルマイトで高級感のある仕上げです!!


可動式の足があるのでピラーカバーへその太さ分の穴をあける必要がありますが、埋込加工に比べ時間も施工費も軽く済みます。

ピラーカバー復元後でもアングル調整が可能で、組み上げ後に微調整ができるのは強みですね。


ピラーカバー復元後↑

AX165の最大のアイキャッチ!ブルーリングが特徴の大型ツィーターをカスタム感たっぷりな雰囲気でインストールできます。


ツィーター自体がものすごく質感の高い仕上げですが、それをさらに底上げするようなアルミ製のポッドでユニットの鳴りの良さを主張しています。


運転席視点だとこんな感じに↑

いい主張感はありますが、決してインテリアデザインを崩すようなものではありません!むしろ質感を上げてくれるような存在です。

左右ツィーターの角度出しはレーザー測定器を使用して行いました。


ツィーターとミッドウーファーへの帯域分配を行うクロスオーバーネットワークは少し大型です。

ワイドボディの空きスペースを利用してステーを製作してグローブボックス裏へ設置しました。

ネットワークを並べるのはNGなので、適度な間隔を保てるようにステーも工夫を施しています。


最後のナビヘッドにてオーディオ調整を行いました。

ALPINEのフローティングビッグXでまずまずの調整範囲があるので念入りにセッティング致しました。

ホームなどと違い、各スピーカーとリスナーの距離を同条件にできないので、使える補正はできるだけ多い方が良いかと思います。

複雑な内装形状や取付位置ですから、補正を取付方法でカバーするには色々と限界があります。

入庫時とは明らかに違った音質&ステージ感で、その違いに驚いて頂けたかと思います。

次回のシステムアップも是非宜しくお願い致します!ご依頼いただきありがとうございました。

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藤井 一輝
KAZUKI FUJII
担当:セキュリティ/オーディオ
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。