ホンダ・N-VANにドイツのGROUNDZEROをインストール!高音質なサウンドが楽しめる移動空間に!!
ホンダ・NシリーズのN-VANに高音質オーディオチューンナップを施しました!
仕事用のクルマ!といったジャンルになるかと思いますが、休みの日に乗るクルマよりもトータルで考えると長時間乗っていることになるのではないでしょうか??
毎日乗る仕事用のクルマのオーディオが高音質だと、気持ちよく現場に向かえますね!!
またお車で休憩される方も多いかと思いますので、休憩中もイイ音で音楽や映画などを楽しめます♪♪
今回選んで頂いたのはデモボードでも人気のドイツGROUND ZEROのミドルクラス(GZRC 165.SQ-Ⅳ)です。
このモデルは6.5インチの2wayコンポーネントで、ガツンとパンチの効いた低域にドーム型ツィーターのナチュラルな高域が嫌味の無い、とても聴きやすくかつパワー感をヒシヒシと感じるサウンドが魅力のモデルです。
内臓アンプ再生での相性や結果も平均して好印象で、現状のシステムでのドライブから将来的に外部アンプで!といった場合でも幅広く対応可能です。
またミッドバスとツィーターのネットワークが分離型のため、フロントで4chを使用したバイアンプでのワイヤリングに対応しています。
純正オーディオをはじめ、十分な調整機能を持っていないメインユニットでもフロントにツィーター、リアにミッドバスといった接続が可能で現状のアンプをフル活用できます。
その結果パワー面でも有利ですし、少ない調整機能(バランス・フェダー)などの使いようで、これまで以上のステージングの調整が可能になったりもします。
今回は元々フロントスピーカーのみでリアスピーカーが未接続でしたので、空きのリアチャンネルを使用して、内臓アンプでバイアンプインストールしました。
スピーカー交換と同時にドアデッドニングを施工しました。
普通車でももちろんですが、軽自動車は特にやって頂きたいメニューです。
軽自動車は全般的に外板の板厚が薄くたわみが発生しやすい傾向があります。
このたわみはスピーカーが音を発する際に生む振動エネルギーにも影響が出ます。
スピーカーが信号を受け取り電気信号が振動板によりエネルギーに変換されるとき、その踏み台となるのがドアの鉄板です。
そこがたわむと、本来100出そうとする所が80ぐらいに減衰してまったりします。
またたわみが連続して発生すると、本来のタイミングとは違うタイミングで振動エネルギーが生まれ、いくらいいスピーカーを取付けていてもその実力を発揮することが出来ません。
デッドニングを施すことで鉄板の振動を抑え、厚みや重量も増えるので踏み台となる鉄板がガッチリと剛性感が増します。
上記の不具合が改善&軽減され、交換したスピーカーの能力がしっかりと引き出せます。
施工内容としては制振材の貼り込みが主な作業となりますが、だた単に切って貼るだけではデッドニングの効果が半減してしまします。
粘着性あわせもった素材を鉄板に貼り込みので、密着度が重要となります。
まずはドア内部を念入りに脱脂し、制振材がドアに確実に密着するように下地を作ります。
ドア内部は隙間などの防錆目的もあり、かなりの範囲にグリスが塗られていますのでこれを怠ると、制振材が走行中に脱落してしまう恐れもあります。
サービースホールからアウターパネルに制振材を貼り終えた状態↑
貼り付けやすさや重量増などを考慮しスポット貼りでの仕上げです。
全面施工も可能ですが、インパクトビームなどの構造物の関係で貼り込み後に隙間が発生し、鉄板との間に水溜まりが出来てしう恐れもあります。
デモカーなどの普段使いをしない車両であれば、全面貼りにより制振性が向上するのでおススメですが、水がたまると錆の発生原因にもなりかねないのでスポット貼りで施工しています。
ただ施工ポイントさえ押さえれば全面貼りと遜色ない効果があります。
インナーパネルは合わせ部が無いので全面貼りで施工です。
N-VANは左側がピラーレスなのでドア形状が左右で異なり、特に左ドアはシートベルトがある特殊な構造です。
通常の点検ポイントに加えベルトの稼働範囲や巻取りなどにも注意して施工いたしました。
スピーカーのインストールにはインナーバッフルが必要になります。
MDFなどを用いた木製とアルミなどを用いたメタル系が主流で、今回は人気のメタルインストールです。
使用したのは、カロッツエリアのホンダ用ベースバッフルに口径変換が可能なM&M DESINGのPCD1をセットしました。
異なるメーカーながらフルメタルでのインストールで、特に低音域がかなりしっかりとしたサウンドが期待できます。
また木製などではドアの鉄板部とバッフルの接地面に防水スポンジなどを挟みますが、メタルの場合はその代わりにアルミ系のテープにて防水処理を行うようにしています。
これにより硬いメタル同士がきっちりと面接触し剛性感が損なわれないインストールが可能となります。
GZRC-165SQのミッドバスを装着↑
ボルトでの取付でメタルベースに高い剛性感を保持したまま固定できていますので、取付部でのエネルギーロスは最小だと思います。
写真では未施工ですが、スピーカー周りに厚めのウレタンテープを貼り込み、内張組み上げ後に振動板から発せられた音が内張内に回り込むのを防止する処理も行います。
細かいことですが全体の仕上がりに影響してくる部分ですので、抜かりなく施工します。
2wayコンポーネントなのでツイーターの設置が必要ですが、N-VANには純正ツイーターは存在しません。
そのため、置き型マウントでダッシュ上に設置がコスト面では有利ですが、今回は取付や見た目にも拘って頂き、Aピラーカバーへのカスタムインストールをご依頼ただきました。
ベースリングを切り出し角度出し~立体成型、パテ&ペーパー掛けで面出しをしていきます。
パテ盛り乾燥時間などもありますし、左右あるのでバランスをとったりなどこの作業は地味に時間かかりますが、せっかく海外ブランドのスピーカーを選んで頂いたなら、ぜひご依頼いただきたいメニューですね!!
成型完了後にインテリアに溶け込むようブラックのメッシュ系の生地にて仕上げました。
カスタム感も演出しつつ違和感のない自然な仕上がりになりました。
カスタムピラーカバーは数えられないくらい製作してきていますが、仕上げたものを初めて車両に装着するワクワク感は今も昔も変わりません。
これは完成&ご納車を楽しみにしているオーナー様も同じでしょうね!!
ご納車の際に喜んで頂けると、本当に疲れが吹っ飛びますね!!
ナビヘッドでの調整を加えてバッチリ仕上げました。
バイアンプ化によりフロントマルチでタイムアライメントも活用でき、パナソニックナビの調整余すことなく使いました。
結果ですが、軽自動車ということを忘れるくらいにステージの広さや奥行き感を感じ取れ、定位感もしっかりとしたサウンドに♪
また音だけでなく、見た目からもオーディオカスタムを実感できる仕上がりで、乗り込んだ瞬間にテンションUPする仕上がりになったかと思います。
ご納車時にお客様から・・・「ここまで変わると思っていなかった」とすごく嬉しいお言葉を頂きました。
今後のシステムアップも是非宜しくお願い致します!!
※装着製品
フロントスピーカー/GROUND ZERO GZRC165.SQ-Ⅳ
メタルバッフル/カロッツェリア
ケーブル類/audiotechnica
デッドニング/Dr.ARTEX
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。