B-PACSBLOG2023トヨタ・ランドクルーザー(70系)のスピーカーをリフレッシュカスタム!!

トヨタ・ランドクルーザー(70系)のスピーカーをリフレッシュカスタム!!


70ランクルのスピーカー交換でのご入庫です。

この時代はドアスピーカーではなく、ダッシュボードの下方に10㎝のスピーカーが装着されています。

エンクロージャーになっているわけでもなく、ダッシュにフリーエアーでの取付なのでシャカシャカと鳴るだけの仕様ですね。

今回はこのスピーカーをドアに移設しアウターバッフルでの取付に変更します。


ドアの方はかなりシンプルな構造で内張り自体は現行車に比べると加工はしやすいです。


オーナー様のご希望でドアポケットは残しての加工を施します。

こういった室内収納は大切ですね~!!


ちなみにダッシュから取り外した純正スピーカーは、経年劣化でエッジがボロボロ・・・もうこうなるとまともに鳴りません。

室内にあるスピーカーでこの劣化具合なので、同年代のドア取付車のウレタンエッジだと湿気などの影響でもっと劣化が早くなります。


今回ドアに新設するスピーカーユニットはフランスの人気オーディオブランドFOCAL(フォーカル)です。

その中でも代表的なグレードK2Powerシリーズの6.5インチを選択して頂きました。

イエローのコーンが目を引く人気モデルで、今回アウターにてインストールのため付属のスピーカーグリルも使用します。

コーンカラーもインテリアに映えること間違いなしです。


取付奥行きが少々大きなモデルで大型のマグネットを装備!かなり力強い中低域が魅力的なスピーカーです。

ダイキャストフレームも高級感のある仕上げでその信頼度の高さを物語っています。

ポケットを残すのでバッフルの配置はこんな感じで進めたいと思います!!

インテリアイメージと調和するようにシンプルに仕上げていきます。


さて内張側の準備はできましたが、ドアの方は元々スピーカーが無いため鉄板に加工を施さないといけません。

サービスホールの一部を利用し取付スペースを確保していきます。


内張りとバッフルの位置決めをして干渉部分をカットします。

最小限の加工範囲で済ませることで、加工後のドアへの負担を減らせます。

もちろん錆止め処理も行い、写真はありませんが上部の開口部にはバッフル取付用のサブフレームを新規で打ち付けていきます。


サブフレームを取付後にバッフルベースを仮取付です。

窓の逃がしと内張側への出面を調整し、内外どちらも必要最小レベルの配置でセッテイング出来ました。

この後、樹脂盛りにて防水処理を行います。


次はドア側をデッドニング施工します。

スピーカーBOX化すると同時に制振材を貼りこむことで鉄板の共振を抑え異音を抑制、強度もUPするのでスピーカーの性能を十分発揮できる環境を整えることができます。

同時に車外への音漏れも軽減できますのでスピーカー交換の際は同時施工をおススメします。


この年代のお車はドアの開閉に露出タイプのピアノ線が使われているので↑のような小技が必要不可欠です。

間違った施工をしてしまうと動きが渋くなったり、負荷が掛かってリンクを破損するなんてことも・・・

特に引き込み部は漏水の恐れもあるので、経験豊富なショップでの施工を強くお勧めします。


アウターバッフルのレザー仕上げも完了!取付しました!!

一段落とし込みを加えることで視覚的な出っ張り感も抑え、後付け感を軽減させました。

またシンプルなメッシュタイプのスピーカーグリルも車両イメージと相性良く仕上がったかと思います。


機能温存をご希望頂いたドアポケットも、既存取付穴を隠せる位置で後方にスライドし容量もそのままです。


ドアを閉じたときのクリアランスはご覧の通りかなりギリギリです。

ドアパネルの意匠の関係でパイル生地部でのシンプルなバッフル形成を行いたかったので、絶妙な間隔で狙い通りに仕上がりました。


高域担当のツイーターはダッシュボードにアングルマウントを使用して取付。

ピラーカバーが存在しない車両なので設置場所に悩みましたが、収まりよく仕上がったかと思います。


ツイーター部のコーンもイエローで運転時に目線に入るラインのワンポイントにもなりますね!!


高域と中低位域を分配する役目のクロスオーバーネットワークはダッシュ内に設置しブラインドインストールとしました。

あえて見せるという選択肢もありますが、車両イメージ的には隠してシンプルな感じがマッチするかと思います!!

ヘッドユニットは調整が多い機種ではなかったですが、入庫時と比べて完全別格のサウンドになりました。

やはりフリーエアーの小径スピーカーではここまでの低域が再生できません。

ツィーターも非常につながりよく、機能上で調整が煮詰め切れていないのがウソかの様に、ダッシュ上でまとまり感のあるサウンドになりました。

コレはかなりドライブが楽しくなるのではないでしょうか??

同系車種でスピーカーをドアに移設をお考えの方!是非お気軽にご相談くださいね!!

※装着製品
フロントスピーカー/FOCAL K2Power ES 165K
バッフル/アウターバッフル加工
デッドニング/Dr.ARTEX
ケーブル類/audiotechnica

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藤井 一輝
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。