今年は過去10年で最悪の濃度の黄砂が降っています!!
ここ数カ月空を見上げると「ん?なにかくすんでいるように見える?」そんなことないですか?
今年はニュースでも報じていますが大変多くの黄砂が飛来しています。
※上の画像は黄砂が多い時の中国 北京の様子
※こちらは日本の大阪の様子
中国に比べると砂漠の砂特有の黄色ではなくなっていますが、くすんでいるのがよくわかる写真です。
発生のメカニズムは?
気象庁や環境省などによると、黄砂が起きるのは、中国大陸内陸部にあるゴビ砂漠やタクラマカン砂漠、黄土高原の砂塵(さじん)が強風によって大気中に舞い上げられ、それが上空の偏西風によって運ばれながら地上に降下します。
春に発生が多いのは、冬の間シベリア高気圧の影響で風が弱く降雪にもおおわれていた同地域が春になって高気圧の勢力が弱まり低気圧が発達しながら強風を伴い相次いで通過するためだと考えられています。
夏以降は植物が多く雨も降るようになるため黄砂は少なくなります。
大気中に舞い上がった黄砂粒子のうち、粒径が10マイクロメートル(1マイクロメートルは1ミリメートルの1000分の1)以上の比較的大きな粒は重力によってすぐに落ちますが、それよりも小さな黄砂の粒子(4マイクロメートルほど)は偏西風によって遠くまで運ばれ、中央アジア起源の黄砂粒子が太平洋を横断し北米大陸やグリーンランドさらには欧州アルプスまで到達します。
大きさがわかりにくいですが、スギ花粉の大きさは30~40マイクロメートルと言われておりその大きさのものでも空気中に舞い上がることから黄砂が日本に偏西風にのって飛来するのも納得できるかと思います。
5月の黄砂の飛来状況は?
例年4月がピークと言われており5月は徐々に少なくなる傾向がありますが、まだまだ油断できないのが2021年の黄砂の飛来状況です。
梅雨に入ってほぼ毎日雨予報の現状ですがこの状態で車のボディに降り積もった黄砂を放っておくと黄砂特有のシミがはいり洗車では取れなくなってしますので梅雨に入る前に洗車がまだ!!と言う方は雨でも洗車をしてください。
黄砂洗車の鉄則!絶対に傷つけない為の3ヶ条
①いきなり擦る、拭き取るのはNG!
黄砂は風による摩擦だけでも塗装やコーティングに傷を付ける可能性があるやっかいなものです。
そんな固まってしまった黄砂を濡れたタオルなどで拭き取ろうとすれば、当然のことながら傷が付いてしまいます。
まだ固まる前の黄砂でもタオルで擦り取るような洗車方法はおすすめできません。
タオルで洗車をした際の摩擦で塗装に傷が付いてしまう可能性もありますし、タオルの水分を吸収して、より汚れがこびりついてしまう可能性があるからです。
黄砂汚れを洗車する場合の絶対にはずせないポイントは、いきなり擦らないということです。
②たっぷりの水で表面の黄砂、汚れを流そう
では傷を付けずに洗車をするにはどうしたらいいのでしょうか。
まずはたっぷりの水で表面上の取れる黄砂を可能な限り取ってしまうというのがポイントです。
水を使う際に、高圧ジェットを極近距離から噴射すると水圧と砂で傷が付いてしまう可能性がありますので離して使うか角度を寝かしてあげることで効率よく黄砂を吹き飛ばすことができます。
水で流す際は車の天井部分から流していくように注意してください。
こうして黄砂の量を大幅に減らすことで、後の洗車工程も楽になりますし、傷をつけてしまう可能性も大きく低減させることができます。
③カーシャンプーで優しく洗う
たっぷりの水で表面上の汚れを落としたら、残るは固まってしまった厄介な黄砂です。
当然この汚れを擦ったら一発で傷になってしまいます。
かといって水圧を上げて洗車をすれば、それもまた傷のリスクになります。
そこで洗浄力の高いカーシャンプーで固まってしまった黄砂を優しく洗ってあげる必要があります。
なるべく泡立ちのいいカーシャンプーをスポンジに取り、表面をなでるように優しく優しく洗ってあげてください。
もしくは汚れを溶解するタイプのカーシャンプーを使用して、擦らずに黄砂を流してしまうのも有効です。
スポンジで擦るというよりは泡の力や液剤の力で汚れをはがし、それを拭き取るようなイメージで行うと傷が付きにくいです。
特に細かい部分はスポンジが届かないので、カーシャンプーの泡の力で黄砂を落とすようにしましょう。
最後にしっかりとカーシャンプーを水で洗い流しましょう。
小学生の時に車の魅力に惹かれて、今では車を綺麗にする事に夢中になっています。 趣味は、ゲーム・寝る事・洗車…子供の頃のワクワク感を忘れず、楽しく作業をしています。