んんっ?音がバラバラ!?ダッジチャージャーのオーディオシステムチェック&ドアデッドニング!!
今日は少し変わったパターンでご入庫頂きましたお車のご紹介です!
お車はダッジチャージャー!日本で見かけることはあまりありませんが、ハリウッド映画などではよく登場するいいかにもアメ車らしい風貌がカッコいいお車です。
そんなダッジチャージャーは日本正規輸入はされていたものの、完全な日本仕様車というものは存在せず、当然左ハンドルオンリーでオーディオ関係も本国仕様のため、輸入された多くのお車は↑のようなアメリカ製のオーディオインストールKITと専用インターフェイスを使用し、日本メーカーのカーナビや各ヘッドユニットが装備されていることが多いです。
サブウーファーなどが装備された複数スピーカー仕様車が多いアメ車は、純正スピーカーの車両システムにインストールキットでナビ取付されているパターンは問題ないですが、複数スピーカーの場合は純正アンプを介し、各スピーカーへと音声信号が振り分けられていまして少し接続に工夫が必要です。
今回お預かりしたチャージャーには、ご入庫時アルパインのインナーバッフルでカロッツエリアのTS-C1730Sが取付されていました。
このスピーカーには、フルレンジ信号を高域と中低域に振り分けるパッシブクロスオーバーネットワークが装備されていますが、この場合フルレンジ信号が取得できる配線で接続しなければいけません。
デッドニングをご希望で、同時にオーディオの音に違和感があるのでチェックを希望!というだったので徹底的に調べさせていただきました。
まずカロッツエリアのスピーカーはダッシュボードの純正ツイーター配線より取得されていました。
ですが・・・このラインは純正アンプを通した後で音声信号は既に中低域がカットされており、当然音はスカスカになります。
フロントスピーカーに本来の音声信号を入力できるよう、純正アンプ部で配線の加工を行いフロントスピーカーは楽ナビの内臓アンプチャンネルでドライブ、純正サブウーファーとリアスピーカーは従来通り鳴る仕様にさせて頂きました。
ようやくフロントドアからシッカリとしたミッドベースを含むサウンドが出るようになりましたが、音出しチェック時にまだサウンドに違和感が残ります(^^;
その原因はコチラでした・・・
ドアハーネス内に純正とは別でスピーカーラインが引き込まれていましたが、なぜかギボシ端子と配線色が??チェッカーで調べると逆接(逆相)になっていました。
道理でバラツキが出てまともに聞こえないわけです・・・(笑)こちらもシッカリと正相接続へと変更させて頂きました。
さて配線、せっぞく関係が正常に戻ったのでデッドニングを施工します。
ダッジは日本車と似たドア構造をしており、外観の無骨さとは裏腹にドア内は至って普通です。
アウターパネルにはDr.ARTEXの高比重制振材EarthGold HDを貼り込みました。
一面貼りではなく等間隔でのスポットを採用しています、こうすることで制振効果は一面貼りとなんら遜色なく、デッドニング後の重量増を2/3程度に抑える事が出来るのでドアが極端に重たくなるのを防げます。
インナーパネルには同じEarthGold HDを貼り込みますが、こちらはサービスホールの防水目的も兼ねるので、一面貼りでの施工を行います。
インナーパネルにはワイヤーハーネス類が至る所から出てきますので、穴あけやアルミテープなどでの防水処理などを併用し、音漏れ&水漏れ対策を施しながらの貼り込みとなりますので、結構手間が掛かります。
ちなみにインナーバッフルも少し手を加えました。
ご入庫時は取付部の鉄板の凸部を交わすため、部分的にウレタンでかさ上げされていましたが、締結部以外はバッフルがインナーパネルから浮いた状態になっており、隙間から雨水の侵入跡が見受けられました!
サウンド的にも、ここの隙間は好ましくないので防水と音漏れ処理も施工させて頂きました。
一通りチェックと対策行いまして、さらにデッドニングをさせて頂いたことで、ご入庫時とは比べ物にならないくらいサウンドにまとまりました♪今後のシステムアップもいろいろと思案されているとのことでしたので、ご相談ご入庫お持ちしております♪♪
愛車のオーディオ・・・なんだかシックリこない…違和感がある…などお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください!
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。