【カーフィルム】耐久性はどれくらいあるのか?
今回はコーティング!!ではなく・・・
フィルムについて少し語ってみようと思います。
ビーパックスでは、いろんな商品を取り扱いしていますがどれも「物」なので寿命と言うものが存在します。
私が毎日施工しているボディコーティングだと3年~5年。
最近ではさらに長く効果が持続するものも出てきました。
カーフィルムも新商品が年々出ており性能のいいものもラインナップにどんどん加わっていますが、そもそもどれくらい耐久性があるのか?と、私も含めてお客様と接客していても話題に出ることがあまりないキーワード『カーフィルムの耐久性』をメインに書いていきます。
そもそも最新のフィルムは優れている?
昔のフィルムのイメージとしては、年数が経つと色あせる。バブリング( フィルムの糊が自然に腐ってきて糊自体がガスを発生して膨れが起こる現象)を起こしたりしているイメージがありますが、そのほとんどは染色タイプのフィルムだった可能性があります。
最新のフィルムのほとんど(全てとは言えません)が原着タイプになっており、染色タイプより耐久性は優れていると言われています。
・原着タイプ
染料によって均一に着色されたPET樹脂を使用し、高い透明度と耐久性を両立しています。経年変化による変色が極めて少なく、施工時の濃度を長期間維持することが可能な高品質カーフィルムです。
・染色タイプ
透明PETフィルムを染料によって着色する製造方法です。色剤はPETフィルム内部に拡散して存在し、PETフィルムの表層部から中心部にかけて色の差が生じます。
・顔料タイプ
透明PETフィルムに顔料(インク等)をコーティングする製造方法です。透明感は原着タイプより劣ります。
当店取り扱いメーカーの意見
メイン商品となるIKCとリンテックのHPを見てみると・・・
IKC(ルミクールやシルフィード)
Q、フィルムは色褪せとかしないのでしょうか?
A、原着フィルムというポリエステル原料より色を着色する製法なので、一般のカラーフィルムに比べ耐候性にすぐれています。
色が極端に変色したり退色したりする事はございません。
リンテック(ウィンコス)
優れた耐候性
原着フィルムを採用することで高い透明感と耐久性を両立します。
経年での変色が極めて少なく、長期間にわたり色の濃度を維持できます。
両メーカー何年!!と言う期間を明言することは無く、同じような意見と言う感じに捉えることが出来ます。
それはなぜ?どうしてなのか?
人によって耐久性に違いが出てくる?
車内への紫外線照射を遮るためのフィルム。
強烈な太陽光から注がれる紫外線をわずか数ミクロンの粘着層と25ミクロンで受け止めています。
紫外線を吸収した粘着層は、その車の保管場場所次第で持つべきキャパを短期間で満たすこともあります。
車をとめる場所によって大きく耐久性は変化すると言うことですね!!
ですが、粘着剤の加水分解、フィルムの褪色、それらはすべて強烈な太陽光から車内を守った証です。
十分に機能を満たし、それ以降は機能が低下することを示していますので、そうなった場合はタイミングとして貼り替えの時期になります。
平均的なカーフィルムの耐久性とは?
大まかに伝えることになりますが(人によって車の状態が違う・透明ガラス、プライパシーガラスに貼るなど条件が違うため)
透明遮熱フィルムの目安耐久年数は約5年~!!
原着フィルムの目安耐久年数は約7年~!!
新車でフィルムを貼ったとすると2回目の車検で透明遮熱フィルムの貼り換えを検討するタイミングとなります。
車を長く乗ろうと思うとメンテナンスは必須です。
それと同じようにカーフィルムも役目を終え、貼り換える時期は存在します。
一度貼ったから永年大丈夫だ!という安心はありません。
車内の素材を熱や紫外線から守るためにも、施行後5~7年での節目に貼り換えをお勧めいたします。
ビーパックスでは現状のフィルムのチェック・貼り換えのご相談など随時承っております。
小学生の時に車の魅力に惹かれて、今では車を綺麗にする事に夢中になっています。 趣味は、ゲーム・寝る事・洗車…子供の頃のワクワク感を忘れず、楽しく作業をしています。