クラウンアスリート 気になる雨染み!除去する事が出来ます?
ガラスコーティングの天敵と言えば・・・雨染みです。特にボンネット・天井・トランクの上面に白い斑点が付着し綺麗な車が半減し綺麗じゃなくなりますよね。
雨染みでも、大まかに2種類の雨染みがあります。それは「ウォータースポット」「イオンデポジット」と呼ばれます。
簡単に雨染みと呼ばれる2種類の事をお話しします。
ウォータースポットとは
車体に残った水滴がレンズのようになり、降り注ぐ太陽光を一点に集中させてボディが焼きついてしまい塗装面上に斑点のクレーター状の凹みを作ってしまう事です。
イオンデポジットとは
車に何らかの理由で水が付いており、その水が乾燥した際に発生します。
水にはミネラル分が含まれており、時間が経過して乾くと水だけが蒸発し、成分であるミネラルだけが白くボディに残ってしまいます。
この2種類の雨染みを長期的に放置してしまうと、塗装にダメージになり、研磨作業でなければ除去できません。最悪の場合、研磨作業でも除去する事が出来ないのでこまめな洗車をオススメします。
今回、クラウンアスリート 平成31年2月にD-PRO TYPE-REコーティング施工したメンテナンス作業を行いました。
車の状態は、(左画像)雨染みの原因で撥水効果は半減していました。(中画像)イオンデポジットと考えられる斑点が確認する事ができました。(右画像)クスミも確認できます。さあメンテナンス作業を行っていきましょう。
先ずホイルの洗浄隅々まで洗っていきます。次はボディの付着しているホコリ・油分など汚れを洗車。洗車が終われば、鉄粉除去です。鉄粉が付着していると水玉が綺麗に流れ落ちないので雨染みの原因になります。メンテナンスの場合、粘土も使う場合もありますが、キズをつけやすいので、鉄粉除去パットを使いキズをつけないように丁寧に鉄粉除去しています。
今回、雨染みの原因はミネラル分が付着しているイオンデポジットと考えられるので、ケミカル(溶剤)を使って雨染み除去します。ミネラル分を除去するには、酸性のクリーナーをつかいます。今では、車量販店などでも「シミ取りクリーナー」として販売されています。シミ取りクリーナーは酸性です。使い方を間違えると大変なことになりますので注意が必要です。
・炎天下での使用は厳禁
・ボディが熱い時の使用は厳禁
・乾いている状態での直接クリーナーを使わない
・酸性に負ける(溶ける)パーツは使用は厳禁
・クリーナーをしっかりと水で流しおとす。
・パーツごとにゆっくり丁寧に、作業を行う。
この事を守れば、危険なケミカル(溶剤)ではないので、イオンデポジットは除去する事が出来ます。
しかしながら、ウォータースポットになっている凹みはケミカルでは、除去する事が出来ないので凹みは残ってしまいます。
雨染み除去が終われば、コーティング専用クリーナーを用いてボディをクリーニング。
普段は手塗りですが、塗りムラを軽減するためバフ掛けで行いました。パネルごと塗り込み拭き上げれば、完成です。
キッチリと水の弾きも復活しました。
最終工程は、クリーナーの拭きムラなど確認し室内清掃を終えれば完成です。
撥水・艶も復活し綺麗になりました。
雨染みでも、ケミカルで除去する事が出来ますが、失敗と大変になる事があります。無理に使用することはオススメできません。
無理せずビーパックスや専門店に相談してください。
趣味はライブ、プロレスだ。ライブ会場に行くには愛車のレヴォーグ。 西へ東へドライブがてら会場へ最長は日帰りで新潟まで行った事がある。