新車なのに傷が入っているって本当??
「新車なのに磨くんですか?」
「新車で傷入っているの?」
この疑問はお客様とお話をする際によく出るキーワードです。
私自身、ビーパックスに入社以前に車を購入した際コーティングの事など何もわからずディーラー営業マンのすすめるコーティングを施工した経験がありますが、最近では新車=コーティングをすると言うのが当たり前のようになってきている気がします。
ではなぜコーティングをする必要があるのか?考えた事はありますか?
ここから私の考えになりますが・・・・・
皆さん、新車は綺麗!!傷なんか無い!!数年経って汚れてからコーティングすれば良い!!などよく聞きます。
あまり知られてない事ですが、新車でもディーラーに車が到着した時点で汚れ・傷は付着しています。
例え新車であってもメーカーから出庫直後のいわゆるラインオフ状態を維持して、お客様に納車されることは殆どありません。なぜなら、お客様に納車されるまでの間、完全に外気を遮断した室内保管をされているディーラーは殆どないからです。
根本的に、車を作っている工場で塗装をする訳ですが塗装が終わった時点から塗装の劣化は始まっており、車両が完成し、工場から出荷のためトラックに乗って運ばれ地区の集積場(モータープール)に車が保管されますが完全な屋外です。
外に出ると太陽による紫外線・埃・排気ガス・酸性雨・黄砂など書ききれないほど塗装にとって有害なものがたくさんあり、塗装の劣化は始まっています。
そしてディーラーで洗車して納車されるのですが、大概のディーラーは洗車機に入れる所が多いのが現状です。
手洗い洗車をしているディーラーもありますが洗うのに使っている道具は驚く物を使っている所もあります。
以前ディーラーに行く機会があったのですが手洗い洗車をしている光景を目にして衝撃でした!!
モップみたいなものでボディを洗い、雑巾でボディを拭きあげている光景・・・・
洗車機・手洗い洗車のどちらにしてもボディに傷は入っているって言うことですね・・・
この事から・・・
「新車 = 最高に綺麗な状態」ではないという事です。
「新車+コーティング = 最高に綺麗な状態」が正解です。
そしてお客様に納車されると、車なので走りますよね!!
紫外線・埃・排気ガス・酸性雨・黄砂・虫などが付着して塗装の劣化はさらに加速します。
車の塗装は新車の状態でも110ミクロンほどしかなく年々薄くなってきている状態なので、数年経って磨くことになると新車時にコーティングを施工した車より磨く幅は多くなり塗装の密度は低くなります。
密度が低くなるとコーティングの定着も少し悪くなるため新車でのコーティングを私は進めます!!
「新車コーティングのメリット」
①ボディコーティングによる塗膜保護
車の塗装の大部分は樹脂で出来ていて
この樹脂は、必ず酸化し、劣化していくのですが、
これを、外側から膜を貼り、防護してくれるのが
コーティングなのです。
②汚れの付着防止
コーティング層で汚れの侵入を止め塗装を守ります。
③艶・光沢維持
塗装が徐々に劣化してくると、
ボディーの光沢が減退し、汚れが目立つようになってきます。
車の塗装って人間の肌によく似ているなって私は思います。
赤ちゃんの時は肌に水をかけるとよく弾きますが歳をとると肌がかさつき水もあまり弾かなくなります。
新車の状態でも傷・シミなど付着物があるので生まれたての赤ちゃんのような状態に塗装を磨きで戻してコーティングで保護してあげる必要があるとおもいます。
小学生の時に車の魅力に惹かれて、今では車を綺麗にする事に夢中になっています。 趣味は、ゲーム・寝る事・洗車…子供の頃のワクワク感を忘れず、楽しく作業をしています。