B-PACSBLOG2019デッドニングはプロに頼まないと意味がない?京都の専門店が詳しく教えます!

デッドニングはプロに頼まないと意味がない?京都の専門店が詳しく教えます!

2019/04/24 10:00 CATEGORY: カーオーディオ デッドニング

弊社でカーオーディオチューンをご依頼頂く場合、ほとんどのお車に施工させて頂いているドアデッドニング♪ですが、効果やどんな素材を使ってどの様な作業なのか!?ご紹介したいと思います。

[デッドニングとは・・・]
クルマのドアに制振や防音&吸音加工、強度UPなどを施すことです。

今回はドアデッドニングについてのご説明ですが、他にタイヤハウスやフロア、ルーフなど様々な施工対象箇所があります。

中にはダッシュボードを下ろしてエンジンノイズ遮断のためバルクヘッドなどを制震&防音するハードメニューもあります。

ドアデッドニングですが、現在の車の大半はスピーカーは車両のドアやクオーターパネルなどにスピーカーが取付されています。

その中でもドアに関してはドアロックモーターやパワーウィンドウモーター、ドアコンピュータなど複雑な部品が組み込まれています。

その部品の故障が起きた際、部品交換&調整のためのメンテナンスホールやサービスホールと呼ばれる、大小様々な穴がドア内側には空いています。

メンテナンスに必要なサービスホールですが、ドア鉄板を取付ベースとする各スピーカーにとってメンテナンスホールはカーオーディオ的にはデメリットしかありません・・・。

[デッドニングが必要な理由]
デッドニングすることでドア全体の強度、制振、吸音性を高めることが可能です!!

近年の車はヘッドユニットなどの多数メディア対応や3Wayスピーカーなどハード面は良くなってきている傾向がありますが、一方スピーカーの取付土台となるドア本体は、対歩行者安全性やコストカットなどの目的でいわゆる高張力合板を採用し、外板(鉄板)が非常に薄くなってきている傾向があります。

簡単に言うと、昔に比べ乗員保護はドア内部のインパクトビーム任せの外板ペラペラのドアなんです。

なので、制振施工をしてあげないとスピーカーの駆動力にドアが負けてしまい、ビビリ音や低域スカスカの残念なサウンドになってしまいます。

[ノーマル状態の車両ドア]

一般的にサービスホールには防水用のビニール(写真の黄色いシート)がブチルゴム等で貼付されている、もしくはプラスチックや鉄板のカバーが有り、取り外しできるようになっているケースが国産車だと一般的ですが、見た目の通り、防水が目的のビニールには制振効果はありません。

ホームオーディオやコンポなどを見ていただくと分かる通り、スピーカーはエンクロージャー(BOX)に取り付けされていますよね?迫力の重低音が鳴るCLUBや音楽フェス等のスピーカーも全て強固なBOXに取付けてありますね!!

[どんな素材を使っているの??]

弊社で使っているデッドニング材(制震材)の一部です↑ ※各車両特性でメーカーや素材が変わります。

アルミシートの下にブチルゴムを張り合わせたものや、高比重な樹脂やゴムを合わせたものもあります。

中にはアスファルト系のシートなど様々な特性を持ったマテリアルがあります。


写真のようにアルミにブチルを組み合わせた弊社で最もよく使う制震材ですが、厚みが違いますよね!

平面や全面貼りなどができない箇所などには、スポット貼りでも厚みのある制震効果の高い厚手制震材を使い、曲面が多く厚手だと密着が難しい等の場所には薄手のタイプを!一見同じ様に見える制震材ですが、適材適所で使い分けをしています。


スピーカー裏に施工するスピーカーの背圧を分散させる吸音拡散シート↑↑

外にも数種類ありますが、車種や装着スピーカー等よって細かく使い分け部材をチョイスしていきます。


吸音効果が強く出るタイプの素材です↑

大きな穴はスピーカーの口径にあわせ背圧をコントロール出来るように、施工時にサイズに合わせて穴を開けるタイプになっています。

表面からも見えますが、小さい空洞が沢山あり吸音する構造で、スピーカー裏に発生する不要な定在波などをカットしてくれます。

ご説明させていただいた様に、デットニングの素材は多くの種類があり、ただ貼ればいいといった考えで施工すると効果は薄くなります。
ビーパックスではお客様のお車と選ばれたオーディオやスピーカーを確認し、今までの経験をもとに最高のデットニングをさせていただきます。

[施工はどんな作業??]

・デッドニング下処理

先程の防水ビニールとブチルを除去したドア内部です↑

同時にドア内部には汚れやコッテコテの油脂類がタップリついていますので、脱脂処理も行います。

なんでも下地処理が甘いと、十分な効果が見込めません!しっかりと処理していきます。


・アウターパネル施工
アウターパネル(外板)側に制震材と吸音材を張り込みしていきます。
上画像はドアヒンジの負担になる重量増などを考慮したスポット貼りでの施工(標準)です。
もちろん全面貼りも可能ですが、重量が増えるのでドアヒンジや開閉時にドアが以上に重くなる等、少しデメリットがあります。


・インナーパネル施工
インナーパネルは曲面が多く、主に薄手の制震材を用いて施工していきます。
施工後は写真のようにスカスカなドア内部状態からエンクロージャー(スピーカーBOX)化することが可能です。
但し、元々はメンテナンスのためのサービスホールなので、機能面は犠牲にはできません、
その事をしっかりと踏まえた上でデッドニング施工をしています。

[ココが!こだわりポイント!!]

制震材の接着にはブチルゴムが多く使われています、特性として温めるとやらかくなる(追従性が高い)冷やすと固くなる(追従性が低い)特性があります。
両面テープでも同じことですが、制震材の張り込みの際にはヒートガンで1枚1枚熱を加え作業性の向上ももちろん、曲面への追従性を高めてしっかりと密着するよう、手間暇を惜しみません。


特にシート末端部の処理には特に気を使います、理由は剥がした防水シートの役割を果たすため!!

サービスホールの裏側は雨水がガンガン入ってくるほぼ屋外と変わらない環境となります、制震材の末端が浮いたりしていると、最悪は雨水が侵入し車内かびしょ濡れに・・・。

そんな事態にならないようにヒートガンで温めながら、末端は特に圧着しています、形状次第ではアルミシートを使うなど適切な処理もします。

[なぜプロショップで施工しないと十分な効果が見込めない??]

闇雲に制振材を貼り過ぎてしまっても、前にも書いた通り重量増でドアヒンジ等の負担が増えるだけとなります、必要な場所に必要な制振材の量の適度な見極めにはやはり経験が必要となります、ただ貼るだけとは効果が大違い!!
元々無いものを追加するのでドアが重くなるのは仕方ないですが、重くなるだけで効果が望めないのは残念ですね。

結果車両にも負担がかかりますし、施工箇所数や材料燃費に影響するくらいの重量増にだってなります。
理想は重量増は最小限に且つ高制振(音質改善)効果だと思っております。

[京都のプロ専門店ビーパックスに頼むといくら?]

基本料金 Fドア左右 ¥40,000(税別)

リーズナブルな価格設定ですがメリットやこだわりは盛り沢山!!
オーディオ関係ありませんが、ドアの開閉音が高級車チックになります♪

純正スピーカーでも効果体感できるので是非!お問い合わせお待ちしております。

 

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スタッフ顔写真:藤井 一輝
STAFF
藤井 一輝
KAZUKI FUJII
担当:セキュリティ/オーディオ
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車のドレスアップ好きの趣味が高じてこの業界に・・・ 車・鉄道・飛行機乗り物全般なんでも好きです。休日は家族で釣りやアウトドアを楽しんでいる多趣味な2児のパパです。