劣化したスピーカーを・・・

こんにちは京都店です。
昨年の施工事例なんですが、
カーオーディオのリフレッシュをさせて頂きました。

リフレッシュさせて頂いたのは、平成9年式のY33シーマです。
外観は20年経ってるとは思えないほどの極上車です。
内装も超低走行のため、新車みたいにとても綺麗です。
保管状態は博物館レベルの◎なバリ物Y33ですが、
やはり経年劣化が避けられない部分がありました。

その１つがこのスピーカーです。
屋内で保管されていた車だとは思いますが、
ご覧の通りスピーカーのエッジ部分が欠損してしまっています。
ドア内の湿気などにより素材のウレタンに加水分解が起こり
ウレタンエッジが振動板の動きにより自滅してしまいます。
屋内保管車でも洗車時にドア内に水分は必ず入りますので、
経年車はどうしても避けられない症状です。

エッジは振動板のダンパー的な役割や
ストロークの制限を担ったりしていますが、
エッジが欠損すると音質の悪化はモチロンですが、
カーオーディオのドアスピーカーだと欠損部から
車内に水が侵入する経路が出来てしまいます。
画像のように隙間からドア内が見えていると、
降雨時や洗車時、確実に水が侵入してきます。
車にも音にも悪影響が出てしまいます。
経年車は要チェックです。