今年も嫌な花粉がやってくる!!
こんにちは、ビーパックス京都店 スタッフ村田です。
2016年気象庁の花粉情報によると、近畿では、2/15からスギ花粉が多く飛散する予想が発表されています。
京都店スタッフはもう花粉症の症状が出始めているスタッフがいます。そんな嫌な花粉も、車の塗装にもダメージを与える悪影響の粉になります。
なぜ、花粉は塗装のダメージを与えてしまうのか?
それは…
花粉単体では、多少べたつく感じがあり取れにくいという程度ですが、問題は雨天後の乾燥です。花粉の構造は球状の膜のような構造体の中にペクチンというタンパク質を含んでいます。水に濡れると殻が割れて中からペクチンが抽出されて塗装面への吸着を促進し、乾燥すると収縮時に塗装を痛めます。これは収縮時に塗装も一緒に収縮してしまうためだと考えられています。塗装の状態が悪いほど、花粉の量が多いほど、気温が高いほど、付着してからの経過時間が長いほどダメージは深刻化します。
特に付着してから除去までの経過時間が長いほどダメージの深刻化が顕著になりますので花粉が大量に付着した状態で雨に降られたら、乾燥後は出来るだけ早めの洗車が好ましいです。
花粉自体は洗車で除去可能ですが、コーティングの防汚能力が低い場合や何も施工されていない素の塗装面の場合には洗車機による洗車や、軽い手洗い洗車では除去しきれずに残留する場合があります。
写真事例…花粉による塗装のダメージ
有効な花粉対策とは…
まずは洗車を行うことが重要です、花粉が付着している量が少なければ被害は起きにくくなりますし、シミに関しても時間の経過とともに酷くなりますので、雨に降られたらなるべく早く洗車することが有効な対策になります。
天候によってダメージの深刻さが左右されるため100%有効な防御策はありませんが、同じ環境下で比較した場合、コーティング剤未施工の車の方がダメージが酷かった、コーティング施工車に関してはダメージ(シミ)が無かった・少なかった、という事例が多々あります。
有効な洗車は?
花粉自体の除去に関してはカーシャンプーなどを使った洗車で除去できますが、取れないシミに関してはむやみに擦ったり強いケミカルを多用してはいけません。取れるものが取れなくなる可能性がありますので、まず熱による復元を試みましょう。
熱湯を使って収縮した部分を熱によって解放してやる方法ですが、プラスチックパーツへの影響を考慮すると80℃程度が安全ですが火傷には気をつけて作業してください。
火傷を心配されるなら、処理する場所にマイクロファイバークロスなどを置いてその上から熱湯をかけて様子を見ながら作業しましょう。 何度か繰り返して、驚くほど何事もなかったかのように綺麗になる場合もありますし、若干残る場合もあります。一度お試ししてください。
気になるシミ・キズ等お気軽にビーパックスにご相談お待ちしております。
次回は黄砂による塗装ダメージをお伝えします。
趣味はライブ、プロレスだ。ライブ会場に行くには愛車のレヴォーグ。 西へ東へドライブがてら会場へ最長は日帰りで新潟まで行った事がある。